「お気に入りのインテリアに囲まれて過ごしたい」
「広い部屋だから、もっと自分好みの家具を置きたい」
以前の私は、そんな思いで部屋を埋め尽くしていました。
アジアンテイストやアウトドアに憧れ、12帖の広い1Rには、赤い室内用テント、二人掛けのソファ、20点を超える木彫りの動物たち、そして大小5つの間接照明……。
そこは間違いなく「私の好きな世界」でしたが、同時に「掃除のできない、ホコリの溜まる場所」でもありました。
今回は、私がそんなカラフルな部屋を手放し、白く無機質な「余白のある暮らし」に辿り着いた理由をお話しします。
1. 「理想の部屋」が「掃除の重荷」に変わるまで

かつての私の部屋は、まるで古着屋さんのような、賑やかでエネルギッシュな空間でした。
- 赤い室内テントと、存在感のある2人掛けソファ
- 木彫りの犬や猫、カエルなどの雑貨が20点以上
- ラグマット3枚、ブランケット5枚、目隠し用の布6枚
これらに囲まれて過ごす時間は、確かに至福でした。
しかし、物の多さはそのまま「掃除の難易度」に直結します。
入り組んだ棚の隙間、雑貨の影、重なった布の下。
角に溜まっていくホコリを見ては「そろそろ掃除しなきゃな……」と重い腰を上げる日々。
「好き」を優先した結果、私は「清潔感」と「心のゆとり」を失っていたのです。
2. 「家じゃなくてもいい」という、究極の代用案

引っ越しを機にミニマリズムに出会い、私はある大きな気づきを得ました。
「アジアンテイストが好きだけど、それは自分の家である必要はないんじゃないか?」
大好きなテイストは、その専門のカフェやショップに行けば存分に味わえます。
家を「表現の場」にするのをやめ、心身を休める「機能的な場」として捉え直したとき、執着していた雑貨たちがスッと手放せるようになりました。
今の私の部屋は、以前とは真逆の、白を基調とした無機質な空間です。
家具は最小限。そこにあるのは、170cmの大きな観葉植物が1つだけ。
何もない白い空間にグリーンが映える今の部屋は、以前のどのインテリアよりも「私を落ち着かせてくれる場所」になりました。
3. 「棚」は買わない。収納が増えれば、物も増える

以前の私は、「ここに棚があったら便利だな」と安易に収納を増やしていました。
しかし、ミニマリズムを学んで分かったのは、「棚を増やすと、そこを埋めるための物が増える」という心理法則です。
今は、棚を一切買い足しません。
「備え付けの収納に収まる分だけを持つ」と決めることで、無駄な買い物がなくなり、厳選されたお気に入りの物だけに囲まれるようになりました。
掃除も劇的に楽になりました。
床に物がないから、掃除機もサッとかけられる。
雑貨を1つずつどかす手間もない。
「すぐに掃除ができる」という環境そのものが、今の私の居心地の良さを支えています。
4.「掃除0秒」がもたらした、最高の休日

部屋に物がなくなってから、掃除の概念が変わりました。
仕事に出かける時にロボット掃除機のスイッチを入れるだけ。帰宅した瞬間に床がピカピカなのは、最高の贅沢です。
以前は休日のうち30分は掃除に費やしていましたが、今はその時間が丸々浮いています。
この「小さな時間の余白」の積み重ねが、生活全体のゆとりを生んでいます。
5.「170cmの観葉植物」を1つだけ置く理由く

部屋に何もないと、どうしても印象がぼやけてしまいます。
そこで私は、170cmの大きな観葉植物を1つだけ置くことにしました。
- 小さな鉢をあちこちに置くと管理(水やりや掃除)が大変になる。
- 白い壁に大きな緑が1つあるだけで、視覚的な焦点(フォーカス)が決まる。
管理の手間を最小限にしつつ、部屋の質をグッと引き上げてくれる。
これがミニマリスト的な植物との付き合い方です。
物が視界に入るたびに、脳は無意識に「その物のこと」を考えてしまいます。
余計な情報が入ってこない今の環境は、思考を驚くほどスムーズにしてくれます。
集中できる環境が整ったことで、ブログに使える時間が増え、記事の質も高まっていると実感しています。
部屋の余白は、そのまま「自分自身のアップデートに使える余白」なのです。
7. 「いつでも引っ越せる」という心の軽さ

物を最小限にしたことで、もう一つの大きな変化がありました。
それは、「いつでも引っ越せる」という圧倒的な気軽さです。
以前の12帖の荷物を思い返すと、引っ越しは大仕事でした。
でも今は、身軽に、どこへでも行ける自信があります。
この「身軽さ」は、日々の生活の中でも「何が起きても大丈夫」という心の余裕に繋がっています。
まとめ:あなたの部屋に「余白」を招待しよう
「好きなもの」を詰め込みすぎて、あなたの心は窮屈になっていませんか?
もし、掃除が面倒だと感じたり、部屋にいても落ち着かなかったりするなら、一度「ここにある物は、本当に家になければいけないものか?」と問いかけてみてください。
全部を捨てる必要はありません。
まずは、棚の上に並んだ雑貨を1つだけ片付けて、そこに「余白」を作ってみる。
その小さな隙間から、新しい清潔感と心の安らぎが流れ込んでくるはずです。
今の私は、何もない空間にある観葉植物を眺めながら、以前よりもずっと豊かな時間を過ごしています。
あなたも、自分を自由にする「余白の力」を体感してみませんか?



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