「日本人の食卓には、炊飯器があって当たり前」
私もずっとそう思っていました。
しかし、30代で突きつけられた健康診断の結果が、私のキッチンの景色をガラリと変えました。
現在、私の家には炊飯器がありません。
「お米が嫌いになったから」ではありません。
むしろ逆です。
お米という素晴らしい食材と、一生付き合っていくための「適切な距離」を見つけた結果、炊飯器を手放すことになったのです。
1. HbA1c (ヘモグロビンA1c) 5.7%。突きつけられた「糖尿病予備軍」の現実

定期健康診断の結果はショッキングなものでした。
- HbA1c (ヘモグロビンA1c):5.7%(基準値 5.5%以下)
- 診断:糖尿病の疑いあり
後日、精密検査(75g糖負荷試験)を受けたところ、私の体は「食後30分で急激に血糖値が上がりやすい」特性があることが判明しました。
かつての私は、白米をおかわりし、食後に和菓子を食べてすぐ横になる……。
そんな生活を送っていました。
「このままでは、人生という資本が崩れてしまう」。
主治医の「習慣を変えれば治ります」という言葉を頼りに、私は「つい食べすぎてしまう環境」の断捨離を決意しました。
2. 意志の力に頼らず「仕組み」で変える

食べすぎてしまうのは、そこに「炊きたてのご飯が保温されている炊飯器」があるからです。
私は思い切って炊飯器を手放し、主食のあり方を見直しました。
- 家では「低GI食品」に切り替える: 白米からオートミールや全粒粉パスタへ。オートミールならお湯を注ぐだけで準備完了です。
- 残った玄米はフライパンで炊く: どうしてもお米を食べたい時は、フライパンで必要な分だけを炊きます。手間がかかるからこそ、安易に「おかわり」をすることもなくなりました。
- 白米は「外食の楽しみ」にする: 家では徹底して健康を管理し、外食時には白米を心から楽しむ。このメリハリが、心の余裕を生んでいます。
3. ミニマリズムがもたらした健康の「利回り」

炊飯器をなくし、食事の順序(野菜→タンパク質→主食)を意識したことで、体に驚くべき変化が現れました。
- 食後の眠気が激減: 血糖値のスパイクが抑えられ、午後の仕事やブログ執筆の集中力が上がりました。
- 身体の引き締め: 食事改善に加えジムにも通い始めたことで、30代とは思えないほど体が軽くなりました。
- キッチンの「余白」: 炊飯器が消えたことで掃除が楽になり、お米を研ぐ時間も不要に。その数分を、食後の軽い運動(足踏みなど)に充てています。
4. 「フライパンで炊けるんだ」と驚かれる生活

友人に炊飯器がないことを話すと驚かれますが、私にとってこれは「我慢」ではなく「投資」です。
モノを減らすことは、単に部屋をスッキリさせることではありません。「自分にとって何が大切か」を選び取り、未来の自分を健康に保つための戦略なのです。
以前の私は白米を食べすぎていたのかもしれません。
でも今の私には、オートミールの手軽さと、たまに外で食べる白米の美味しさ、そして何より「次の健康診断が楽しみ」と言える前向きな心があります。
まとめ:健康こそ、ミニマリストが守るべき最高の資産
炊飯器のないキッチンは、私に「食に対する誠実さ」を教えてくれました。
もしあなたが健康に不安を感じているなら、まず「当たり前にある家電や食材」を疑ってみてください。
モノを手放した先に、もっと軽やかで自由な自分が見つかるはずです。


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